<秋田で輝くヒトと学ぶ聖園のふるさと教育>「生きものも人も育ちあう たそがれ野育園 〜耕さない田んぼに集う、つくる、食べる〜」

 12月5日(木)、第2回目の「秋田で輝くヒトと学ぶ聖園のふるさと教育」を、潟上市で「ファームガーデンたそがれ」を営む菊地晃生さんと、おむすびワークを担当される奥様のみちるさん、フリー栄養士の畠山澄さんを講師にお迎えして実施しました。
 菊地家の田んぼや畑を開放して行う「たそがれ野育園」には、菊地さんが推奨する無農薬・無肥料の作物と、生き物が本来あるままに共存する環境に魅力を感じて、農業体験をしたい人や子どもに身近で本格的な自然体験をさせたい人たちが県内外から大勢集います。講演で紹介された農園や里山は、ほとんどの学生にとって知っているようで初めて見聞きする「秋田」であり、大人も子どもものびのびと遊び、笑顔で農作業に取り組む姿や、見るからに生き生きと美味しそうな収穫物と料理に、うらやましげな感嘆の声が何度も上がりました。
 講演に前後して、ファームガーデンたそがれの米、大豆、ネギを材料にみんなでおむすびと噌汁を作って試食しました。畠山さんから自分だけの塩味の秘密や健康とミネラルのお話を伺い、さっそく手塩の実験をする学生たちの驚き!「今まで食べた中で一番美味しいおむすびとお味噌汁!」とみんなでモリモリ食べました。その様子を嬉しそうに見守る菊地ご夫妻と澄さんの温かい人柄にも、学生たちの気持ちが満たされて元気をチャージしたようです。
 食を考えることは子どもたちの未来に大きく関わります。もうすぐ保育士デビュー、社会人デビューの2年生たちにとって太い指針になりました。